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平原インディアンと馬

大平原では、メキシコ経由でスペイン人によって馬が持ち込まれるまでは、ティピーなど家財道具を乗せるトラボイを運搬するのは犬の仕事だった。馬の登場によって、大平原部族は乗馬を生活に取り込み、「ホース・インディアン」と呼ばれるようになった。馬による運搬・移動力の劇的な向上はティピーの大型化も可能にし、さらにアメリカバイソン(バッファロー)狩りを盛んにしたうえ、各部族の勢力図をも塗り替えていった。18世紀には、平原に南下してきたコマンチ族はアパッチ族を南西部へ追い払ってしまっている。とりわけブラック・フット族は、19世紀半ばまでには北米最大の勢力になっている。馬の所有数は部族や個人の勢力を表すものとなり、交易所でスペイン人から馬を入手するための、他部族や白人たちからの略奪は、19世紀平原インディアンたちの最大の関心事となった。
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また、馬を部族間で巧みに出し抜きあって盗み合う「馬盗み」は、19世紀の平原インディアンの「誉れ高いスポーツ」となっていった。しかしこれは白人にとっては「到底許しがたい犯罪」と捉えられ、インディアンと侵入者である白人開拓者との文化のぶつかり合いの最大要因ともなった。

平原のインディアンたちは、馬を初めて見た際に、これまで犬が行っていた仕事を楽々とこなせるこの家畜を「大きな犬」だと考えた(彼等は犬以外に使役に用いる家畜を知らなかった)。ブラックフット族は、そのままこれを「大きな犬」と呼んだ。

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2009年08月20日 00:25に投稿されたエントリーのページです。

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